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While there is life, there is hope

デパートをうろついていたら、懐かしい人に遭遇した。
小柄なれど、ご主人が立ち上げたツアー会社をひとりできりもりしている女性だ。
もうずいぶん会っていなかったが、子供たちもすっかり大きくなったという。
ビジネスのほうも順調で、「ハイシーズンは休みなし。もう忙しくてクタクタ」
と笑っていた。

幸せそうだ。6年前の津波でご主人が亡くなった時、
彼女は細い肩をふるわせて悲しみに耐えていた。
それから本格的にご主人の残した事業を引き継ぎ、しっかり守ってきたのだ。
今も相変わらずほっそりしているが、その表情はたくましい。

みんなあまりにも普通に、淡々としているので忘れてしまうが、
身近にも、あの時つらい経験をした人は多い。ヤシの木にしがみついて命拾いした人、
車から商品から流されてしまった人。うちのお向かいさんだって、
ゴールドショップの商品がたくさん行方不明になったといっていた。

この島の復興は早かった。寄付金や政府の援助が、絶望した人たちを助けた。
銀行の支援が、事業主たちを救った。親を亡くした子供たちも、
学業を続けることができた。

悲しみはいつまでも続かない。
この事実が、たとえ少しでも、
今まさにつらい思いをしている人たちの励みになればと願う。
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夢見る人々

タイに住んでいると、実に多くのタイ人から「日本に行きたい」といわれる。普通に「富士山を見てみたい」とか「原宿に行ってみたい」とかいう人も多いが、日本のテレビ番組の影響か、最近では「ラーメンが食べたい」とか「温泉に入りたい」とかいう人も増えてきた。そしてやっぱり、「日本で働きたい」という声も多い。

日本でOLを10年やってきた私が、「けっこうキツイよー、南国とは勝手が違うから」と脅しても、「みんな日本へ行くと、あっという間に借金を返済して、3年くらいでこっちに家を建てちゃう」と目をキラキラさせる。こんな人には、いくら「そんな時代は終わったと思う」といってもムダだ。大げさに語り継がれるジャパン・ドリームを信じちゃってるのである。

知人の手品師は、「新宿のカラオケバーをまわれば、1晩で20万円以上のチップが入る」といい切る。なんでも日本の「シャチョーさん」は、1度に1万円のチップをくれるのが当たり前だそうな。もしかしたら不夜城・新宿にはそんな世界もあるのかもしれないが、こてこてタイ・クオリティーのマジックが通用するのかは疑わしい。

別の知人は、かつて関東の地方都市で不法滞在をしていたところをみつかり、タイに強制送還された経験を持つ。冬は雪が積もるような土地で5年間も働いていたのだが、「雪サイコー、日本もサイコー!絶対にまた行く」と言い切る。

3ヶ月暮らした日本の拘置所も素晴らしかったという。清潔で、食事も充実、職員も親切だったそうだ。こっちじゃ足に鎖をつけられることもあるからなぁ。同室の日本人男性とも気が合い、「○○さんが先に出た時はお互い別れを惜しんだ」と懐かしむ。

滞在中は肝心な稼ぎのほうもよかったらしく、「今度は弟の旅券を使って…」などといけない計画を立てていた。その後は気が変わったらしく、今ではプーケットタウンのバービアでマネージャーをしている。
私は彼らが「行きたい!」と切望する日本から流れてきた。

プーケットには、ほかにも「世界で最も暮らしやすい国」や「世界で最も美しい国」といわれるところから移住してくる人が多い。それぞれ何かを夢見て母国を離れたのだろうか。「自分はどうだったけ?」と考えるが、なんだか毎日が暑くてよく思い出せない。そんな私も、とうとう在島10年目を迎えた。こうしてゆるゆると毎日を過ごすのが、あの頃思い描いていた「夢」だったのかもしれない。
プロフィール

pukeyome

Author:pukeyome
ぷけ嫁
結婚のため2000年末から定住。翌年からネットで「ぷーけっと嫁 入り日記」開始。犬猫に囲まれた南国インドアライフを満喫中。このブログはプーケット無料日本語ガイド・プーケットウォークに連載中の特別バージョンです。

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