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気にしたら負けですか?

タイル張りやドアノブの付け替えなど、普通の主婦には必要のないスキルを無駄に上げて
いる私だが、ここにきて「便器の設置」にも詳しくなってしまった。

バスルームの悪臭には、5年前の入居時から気づいていた。施工主にもうったえたのだが、
「原因が見つからない」といわれ、常ににおうわけでもないしいいか… と放置していたのだ。
しかし、ここにきて臭気がひどくなったため、徹底的に原因を追究することにした。

しかし、これが実に難儀した。夫がつぎつぎと“その道のスペシャリスト”なる人物を
連れてくるも、誰もにおいの元をみつけられない。“スペシャリスト”が排水口をガムテープで
塞ぐ実験をしたり、まったく関係ない排水管を掃除し始めた時点で、私はやっと
「誰も頼れない」という事実に気づいた。

独自の調査の結果、「便器が原因」という説に行き着いた。なんでも、内部に取り付た
部品のねじが緩んだだけで外に臭気が漏れるという。「これだ!」と思いメーカーに
問い合わせると、実物を確認もせずに「足りない部品はこれでしょう」と言うではないか。
1000円ちょっとの部品ひとつで悪臭がおさまるとは思えないが、結局原因はそれだった。

なんと、驚くことに問題の便器には、その部品が丸っきり使用されていなかった。
驚愕する私に、メーカー技術者は「よくあることです。取り付けが面倒だから」とひと言。
どうりで実物を見もせず原因を言い当てるわけだ。

部品の取り付けは、便器を取り外したり、周囲のタイルを張り替えたりと大掛かり。
肝心な部品が正しく設置されるよう、夫も仕事を休んで見張りについた。
その甲斐あってバスルームの悪臭は完全に消えた。

こちらの家は、すぐに雨漏りや水漏れがして完全に直らないことが多い。どうも水周りに弱い。
修理のスペシャリストが育たないのは、みんなが「小さなことは気にしない」からのようだ。
我が夫だって、私がいちいち騒ぎ立てるたびに「気にしすぎだ」と言い放つ。

確かに暑い国にいると、「こんなこと気にしたら負け」という気もする。
在タイ11年、「タイ式悟りの境地」に達するには、まだまだ時間がかかりそうだ。
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高2男子が来た!

タイの長い長い夏休みも終わりというころ、バンコク在住の甥が急にひとりでプーケットに
来ることになった。例により、当日のそれも到着数時間前の知らせ。夫の姉は、こちらに
準備などで気を使わせないためか、単に急に決めたからなのか、いつも我が家に来る際の
通知が極端に遅い。結果的にこちらは超特急で寝具などを整えなければならず、非常に焦る。

さて、今回は初の甥っ子ひとり旅だ。3、4年ぶりに空港で再会した甥は、いつの間にか
見上げるほど背が伸び、声もすっかり大人になっていた。でも、「会いたかったよ~」
と笑った顔は私が知っている人懐っこい子供のままで、妙に安心した。

大人とケモノしかいない我が家で、いったいどのように高2男子を迎え入れたらいいのか
悩んだが、当人は久々に大好きな叔父(我が夫)に会えただけで嬉しそう。子供ってなぜか、
親戚の中でも“ダメ大人”に惹かれるもんな。

そんな甥っ子、10年前は私のコントローラーを奪い取ってゲームをしたがったものだが、
今では「あんまりやらない」という。それではアニメの話題で盛り上がろうと思ったが、
「最近みない」という冷めっぷり。

ちなみにマンガは読んでいて、お気に入りは“ジャ○プ”で長期連載中の海賊のヤツだという。
ああ、“ジャ○プ”なら私は宇宙人に乗っ取られたお江戸の話が好きでさー、
とはしゃいだら「知らない」とクールな反応。

なんでも、このノリの悪い高2男子が最近はまっているのは“チャット”だそうだ。
そういえば、チロリーンと音がなると速攻でブラックベリーをいじりだす。
いったい何をチャットするのかと尋ねると「なんでも」という。

この最新スマートフォンの中には、ものすごい量の写真も入っていた。サイアムスクエアで
買い物をする友だち、カオサン通りでのソンクラーン、夏休みに両親と訪れたホアヒン…
1時間も長電話をしたお相手(女子)の写真もあった。

今回の旅で、ゴーカートや射撃、オールドタウンにプロンテープ岬の写真も新たに加わった。
大好きな叔父との秘密の話は、新たな思い出に加わったようだ。
思えばけっこう放置もしてしまったが、気が向いたらまた南の島の私たちを訪ねてほしい。
今どきの高2男子の運んでくる風は、新鮮だけど少し懐かしくて、なんだか胸がキュンとした。
たまにはこういうのも悪くない。

テーマ : タイ・プーケット
ジャンル : 海外情報

 一期一会・オタク編

私が日本人ということで、親日家や日本ツウの人を紹介されることがある。
もっとも多いのは、「日本語を勉強しているので、実際に日本人と話してみたい」
というパターンだ。ときどき中学生などの現役学生さんも遊びに来て、
「教科書で勉強するだけで、こんなに話せるものなのか」と感心させられる。

先日は、めずらしく外国人女性が訪ねてきた。我が家の2階を借りてくれてる
ロシア人ご夫婦が、「日本が大好きで日本の文化について学びたい人がいる」というのだ。

日本の文化か… ゲイシャにキモノに、スシ、サシミ?仏教や神道かもしれないぞ、
あまり知らないけど。私みたいな世捨て人の話を
“日本代表”みたいに思われても困るんだよな… と少々構えていると、
登場したのは若くてモデルみたいなロシア美人だった。

シベリアから来たという彼女の日本語は、かなりのレベルだった。
特に発音にクセがない。ひょっとしたら日本で働いていた?と思ったが、
一度も行ったことがなく、ロシア人の先生から学んだという。
レッスンの一環として、ときどきウェブカメラで日本にいる日本人と会話するそうだ。

そんな彼女は、日本の祭りに大変興味があるという。
各地方に伝わる多種多様な祭り。
真面目な日本人がここぞとばかりにはじけるのが神秘的だという。
しかし、残念ながら私は祭りに詳しくない。
祭りから八百神の話になった流れで“宮崎駿”の話題をふってみたら、
なんとこのロシア美人は大のアニメ好きであることがわかった。
日本人クリエーターについては私より詳しいくらいだ。
おまけにゲーマー。そこからは、同氏の名作についてはもちろん、
「世界における“ハレ晴レユカイ”の浸透ぶり」や「ファイナルファンタジーの世界観」、
「ペルソナ合体の面白さ」などについて、時間を忘れて語り合った。

「今度は日本のアニメを一緒にみましょう」と瞳を輝かせていた彼女だが、
あれから間もなく、半年以上のロングステイを終えシベリアへ帰ってしまった。
出会いと別れの多い南国暮らし。
また世界の誰かと有意義な“オタクトーク”を楽しみたいものだ。

結婚10年タイ化も進む

年に一度、入国管理局へ滞在ビザの更新に行く。
その度にパスポート、婚姻届、夫のIDカードなどのコピーをいくつも
用意しなければならずうんざりなのだが、最近ではさらに
「ふたりで撮った写真」も添付しなければならなくなった。

イベントの少ない我が家にそんなものあったか・・・? 
と思いながらアルバムをあさっていると、懐かしい結婚式の写真が出てきた
。あれからもう10年。いくらのんびり暮らしてみても、当然ながら時は早く過ぎる。

写真の中の私たちは今よりほっそりしていて、披露宴の準備や何やらで
疲労もピークだったはずなのに、どれもなかなかの笑顔だ。
日本でOLを辞めたばかりの私は、まだ「タイ式」をよく理解していなくて、
なんでも完璧に段取りしようと燃えたっけ。

そのせいか、お式の2日目前に倒れて深夜に病院へかかったっけな… 
写真を眺めながら、当時の思いっきり空回りした自分などを思い出して
懐かしくなった。

大方の予想を裏切って(?)とうとう結婚10周年を迎えた私たち。
当時は10年後にどうしているかなんて想像もつかなかった。
思えば最初の2年くらいは本当にケンカが絶えなかったが、
一応その度に折り合いをつけて今でも夫婦を続けている。

この先10年後も想像がつかないけど、きっと文句をいいつつ
滞在ビザの更新をしてるのかと思う。
「夫婦ツーショットの写真なんてないよっ」と大騒ぎして、
また古い結婚式のアルバムにたどりついたりしてね。

結局、今年のビサの更新には結婚式のスナップ写真を添付した。
10年前のものでもすんなり受理されたというから、
入国管理局も相当寛大だ。焼き増しがたくさんあるので、
「しばらくは、これを提出してもいいかな」と思うのは、
私もすっかりタイ化した証拠だろうか。

テーマ : タイ・プーケット
ジャンル : 海外情報

スキルばっちり!街の裁縫屋さん

バーゲンでワイシャツを買い込んだ夫が「エリにボタンつけてよ」といってきた。
ボタンダウンにしてくれという意味だ。ズボンの裾あげも満足にできない私が、
エリの端っこであんなちまちました作業をできるわけがない。ミシンだってないし。

すると、諦めた夫が「近所の裁縫屋に頼んでみる」という。集合住宅の駐車場に
ミシンを置いて、おじさんが受け付けからお直しまでこなしている小さな店だ。
時々ズボンの裾上げなどをお願いしている。

でも、ボタンダウンなんて今まで頼んだことないし手間だってかかりそう。
受け付けてもらえるのか心配していたら、ほかに頼んだ裾上げとともに
あっという間に仕上がってきた。軒下の店でこのスキルの高さ!夫も満足げだ。

でも、洗濯の時にまじまじとみたら、ボタンダウンなのにボタンが大きい。
なんと、前ボタンと同じサイズのものがくっついていた。従ってボタンホールもでかでか。
市販のものと比較すると笑っちゃうくらい大きいのだが、当人はまったく気にしていない。

これでお直し料金は30バーツだという。ちなみにズボンの裾あげのほうは40バーツ。
私は在島10年になるが、これはほとんど値上がりしていないのではないだろうか。
そういえば、以前はよくプーケットタウンで気に入った生地を買って、
仕立て屋さんで服を縫ってもらったものだ。
見本を持参して「これと同じデザインで」と頼んだり、「ここはもう少し短めに」など
細かいリクエストをしたり。生地も縫い賃も安いので、色違いでいくつも仕立てたりした。
最近では市販の衣類のほうが種類も豊富で安いので、
お仕立てのことなどすっかり忘れていた。
街で気に入った生地でも探して、たまにはお仕立て頼んでみるかな。

テーマ : タイ・プーケット
ジャンル : 海外情報

プロフィール

pukeyome

Author:pukeyome
ぷけ嫁
結婚のため2000年末から定住。翌年からネットで「ぷーけっと嫁 入り日記」開始。犬猫に囲まれた南国インドアライフを満喫中。このブログはプーケット無料日本語ガイド・プーケットウォークに連載中の特別バージョンです。

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